AI活用

AIコーディングでシステム開発はどう変わる?Claude Code・Codexを活用した新しい開発体制

會野康祐

こんな人におすすめ

  • この記事は、AIを活用してシステム開発のスピードや生産性を高めたい方、Claude CodeやCodexを実務でどのように活用できるのか知りたい方、少人数の開発チームでもより大きなプロジェクトに対応できる体制をつくりたい企業
  • 開発担当者におすすめです。また、AIを導入したいものの「人間とAIをどう役割分担すればいいのか分からない」という方にも参考になる内容です。

✓ この記事のゴール(読了目安 約6分)

Claude CodeやCodexなどのAIコーディングツールを活用することで、システム開発の進め方がどう変わるのかを理解し、自社の開発体制にAIを取り入れる具体的なイメージを持てるようになること。

生成AIの進化によって、システム開発の現場は大きく変わりつつあります。

これまでのAIコーディングツールは、コードの補完や簡単なコード生成が中心でした。しかし現在では、コードベース全体を読み取り、実装方針を考え、複数ファイルを編集し、テストやデバッグまで行う「AIコーディングエージェント」が実務で使われるようになっています。

代表的なツールが、AnthropicのClaude CodeやOpenAIのCodexです。

こうしたAIを開発プロセスに組み込むことで、単純に「プログラミングが速くなる」だけではなく、システム開発の進め方そのものが変わろうとしています。

本記事では、AIコーディングによってシステム開発がどのように変わるのか、そして実務で活用する際に重要なポイントを解説します。

AIコーディングは「コードを書くAI」から「開発を進めるAI」へ

生成AIを使った開発というと、

  • コードを書いてもらう
  • エラーの原因を聞く
  • SQLを生成してもらう
  • プログラムの意味を説明してもらう

といった使い方をイメージする方も多いかもしれません。

しかし、Claude CodeなどのAIコーディングエージェントは、それよりも一歩進んだ使い方が可能です。

例えば、

  • 既存のコードベースを調査する
  • 修正すべきファイルを特定する
  • 実装方針を考える
  • 複数ファイルをまとめて修正する
  • テストコードを作成する
  • テストを実行する
  • エラーを確認して再修正する

といった一連の開発作業をAIに任せられるようになっています。

つまり、AIは単なる「コード生成ツール」から、開発プロセスに参加する「エージェント」へと変化しています。

Claude Codeとは

Claude Codeは、Anthropicが提供するAIコーディングエージェントです。

ターミナルや開発環境から利用でき、実際のプロジェクトのコードを読みながら、実装・修正・テスト・デバッグなどを進めることができます。

特に、既存のシステムを理解したうえで複数のファイルを横断して作業できる点は、従来のコード補完型AIとの大きな違いです。

Claude Codeのインストール方法や基本的な使い方について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になります。

導入から実務での活用方法まで体系的に解説されています。

Codexなど複数のAIを組み合わせる開発も可能に

AI開発では、必ずしも一つのAIだけを利用する必要はありません。

例えば、

Claude Code
→ 実装・コードベースの理解・修正

Codex
→ コードレビュー・別アプローチの検討・実装

ChatGPT
→ 要件整理・仕様検討・設計の壁打ち

といった形で、AIごとに役割を分けることもできます。

さらに、人間のエンジニアが最終的な設計判断や品質管理を行うことで、

人間+複数AIによる開発チーム

のような体制を構築することも可能です。

AI同士に異なる役割を与えることで、一つのAIが生成したコードを別のAIがレビューするといった開発フローも考えられます。

AIによって少人数でも開発できる範囲が広がる

従来のシステム開発では、プロジェクト規模によって、

  • プロジェクトマネージャー
  • システムエンジニア
  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • QA・テスター

など、複数のメンバーでチームを構成するケースが一般的でした。

もちろん現在でも専門家の知識や判断は重要です。

一方で、AIコーディングエージェントを活用することで、人間が行っていた作業の一部をAIが担えるようになっています。

その結果、経験豊富なエンジニアを中心とした少人数のチームでも、以前より広い範囲の開発を担当できる可能性があります。

AI開発の大きなメリットは、「エンジニアが不要になること」ではありません。

むしろ、

エンジニア一人あたりが担当できる範囲を広げること

にあります。

AI開発で重要なのは「要件定義」と「レビュー」

AIが高度なコードを書けるようになるほど、人間側には別の能力が求められます。

特に重要になるのが、

何を作るのかを正しく定義すること

です。

仕様が曖昧な状態でAIに開発を任せても、必ずしも事業側が求めているシステムになるとは限りません。

そのためAI開発では、

  1. 課題を整理する
  2. 必要な機能を定義する
  3. システム設計を行う
  4. AIに実装させる
  5. 人間または別のAIがレビューする
  6. テスト・改善する

という流れが重要になります。

特に「AIが生成したものをそのまま採用しない」という考え方は重要です。

AIを優秀な開発メンバーとして活用しつつ、最終的な品質については人間が責任を持つ必要があります。

AI開発は「安く作るため」だけのものではない

AIを使ったシステム開発というと、

「開発費を安くできる」

という部分だけが注目されがちです。

もちろん、生産性が上がることで開発コストを抑えられる可能性はあります。

しかし、それ以上に大きいのが開発スピードと改善回数です。

例えば新しいサービスを立ち上げる場合でも、

企画

開発

リリース

ユーザーの反応を見る

改善する

というサイクルをどれだけ速く回せるかが重要になります。

AIによって実装や修正に必要な時間を短縮できれば、同じ予算でもより多くの改善を行える可能性があります。

これは新規事業やDX、業務システム開発において大きなメリットになります。

すべてをAIに任せればよいわけではない

一方で、AIコーディングには注意点もあります。

例えば、

  • 要件の認識違い
  • セキュリティ上の問題
  • 既存機能への影響
  • テスト不足
  • 保守しづらいコードの生成

などが発生する可能性があります。

そのため、AIに任せる範囲と人間が確認する範囲を明確にしておくことが重要です。

AI開発では、

「AIに全部任せる」のではなく、「AIを前提に開発プロセスを設計する」

という考え方が求められます。

まとめ:AIを前提としたシステム開発へ

Claude CodeやCodexなどの登場により、システム開発は大きな転換期を迎えています。

AIがコードを書くこと自体は、もはや珍しいことではありません。

今後重要になるのは、

AIを開発チームの中にどのように組み込むか

という設計です。

AIに実装を任せ、人間が要件定義や設計、品質管理を担当する。

あるいは複数のAIに実装・レビューなど異なる役割を与える。

こうした新しい開発体制によって、少人数でも高品質かつスピーディーなシステム開発が可能になっていくと考えられます。

株式会社ゲラップでは、AIを活用しながら、Web制作・システム開発・業務効率化などの支援を行っています。

「AIを活用して新しいサービスを開発したい」
「社内業務をシステム化・自動化したい」
「既存システムを改善したい」

といったご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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